撮影の計画

前日までに準備したもの

・撮影コンセプト(ストーリー、世界観)
・衣装
・ポーズの練習

順番に解説します。

撮影コンセプト
ヨーロッパの古い白黒映画
バレエ•リュスみたいな感じ

今思えば最初からすごいハードル高すぎ。と思うけれど古い白黒映画、というのは最初からブレないアイデアでした。アーティストのマン・レイのモノクロ作品や、バレエ・リュスの写真作品が昔から好きで、そんな昔のフィルムのような雰囲気をバーレスクダンスのセクシーさに加えてみたいと思いました。

衣装選び
今回は公共の施設での撮影。たくさんの荷物は持って行けないし、着替える場所は多分トイレになる。お客さんの視線も気になる。正直まだ肌や体の線を見せる衣装に振り切れない今の私。セクシーでも露出度は控えめな衣装にしたい、でもちょっと踏み出したい!とあれこれ自問自答し、最低限最軽量の2タイプの組み合わせを選びました。

衣装のベース
ベースは上半身ブラ、下半身ショートパンツに。靴はショートブーツ。

組み合わせ①
レースの長袖ボディスーツ、シフォンのスリット入りロングスカートを着る
フリンジピアスでエレガントなイメージ。

組み合わせ②
時間が余ったら、タンクトップとスパンコールのショートパンツにチェンジ。
フープピアスで①よりも少しカジュアルなイメージ。

ベースを着て行って、現場でサクッと着替える。この方法は成功でした。

ポーズの練習
コンセプトと衣装までは会社の出張準備みたいな感覚でスムーズに行ったのですがポーズの練習が私には最難関でした。まだ始めて3ヶ月、ポーズ取るってどうすりゃ良いんだ…と。レッスンで数秒フリースタイル(アドリブ)で踊る事すらままならないのに、1時間予定の撮影を乗り切れるのか?楽しみより不安しかなく、自分にはまだ撮影なんて早いんじゃないか、と何度も挫けそうになりました。

でもとりあえずやらない事には良い経験だったか悪い経験だったかも分からない。

3ヶ月の間に練習した曲を復習したり、綺麗な立ち方や先生伝授のかっこよく見えるポーズを練習しておきました。

夜中に1人で何やってんだか…..。
とガラス窓に映る自分の姿にふと冷静になったり。私は自分で自分のセルフイメージを「クールでかっこ良い」と思っていました。し、撮影前日もそう思っていました。そんな自分がいっぱいいっぱいになりながら計画して、決めて、夢中になれることがすごい。

まだ幼稚園の頃、公園で時間を忘れて草花を集めておままごとをしていた感覚に近いかも。
そして迎えた撮影当日。
私が長年信じていたセルフイメージ「クールでかっこいい」が撮影を通じて、崩壊していったのです!

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